葬儀に参列するときは、学生さん以外は喪服を着用するのが基本です。突然の訃報に慌てずに対応するためにも、社会人になったら早めに用意しておくとよいでしょう。実際に用意するときは、喪服のマナーを頭に入れた上で選べば失敗を防ぐことができます。
女性の場合は、スーツやアンサンブル、ワンピースなど、複数のタイプから選ぶことになります。いずれの場合もスカート丈や襟元、袖丈をしっかりチェックして選べば、マナーに反することがありません。まず、スカート丈は膝が見えないものを選ぶのが基本です。
座ったときに膝が隠れるくらいのスカート丈を選ぶと安心です。また、袖丈は長袖が基本ですが、夏に着用するものを選ぶ場合は7分丈でも問題ないと言われています。ただ、葬儀の場では肌を露出することは避けなければいけませんので、夏に着用するものは通気性がよい素材を選び、できるだけ長袖を用意するようにしましょう。
そして、胸元が大きく開いたデザインを避けて、できるだけ襟元が詰まったデザインを選ぶことも重要なポイントになります。せっかく用意したものがマナーに反してしまっては意味がありませんので、購入する前に細かなチェックポイントを頭に入れておき、お好みに合った一着を選びましょう。