公顕が教える香典返しの品物サポート

2020年03月02日

浄土真宗西でおこなう葬儀の特徴とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「お西」とも呼ばれることもある浄土真宗の本願寺派は、阿弥陀如来をご本尊とする宗教です。お通夜には家族や友人などが集まり、翌日に葬儀をおこないます。浄土真宗においては、葬式を告別式とは呼ばない点には注意をしておいた方が良いでしょう。

というのもこの宗派では亡くなったらすぐに阿弥陀如来のいる浄土に行くとされていて、供養するためにするのではないからです。そのため死装束なども必要なく、通夜のあと線香の煙を絶やさないようにする必要もありません。

出棺式のあとには火葬され、その後は他の宗派と同じように法要がおこなわれる流れになっています。お焼香をするときには右手でひと摘みして香炉にくべます。摘んだ時には額の方に上げたりすることなく、そのまま焼香するのがポイントです。

焼香は1回のみでその後合掌して「南無阿弥陀仏」と唱えて礼拝します。またお焼香をする前には合唱はする必要はありません。浄土真宗のお葬式で念珠を持つときには普段は左手に持っていて、手を合わせるときには両手に念珠を掛けて合掌します。和装のときだけでなく、洋装で葬儀に出席するときにも念珠を持参します。また葬儀に出るときには門徒式章を首から下げるのが正式な衣装です。